略奪婚がすぐに離婚してしまう理由
既婚者の男性と付き合っていた女性が奥さんから奪い取ることに成功して結婚することを略奪婚と言います。
私の周りでもこの略奪婚をした女性が何人かいます。周りといってもそれほど親しくはありませんが・・・
もちろん女性が既婚者だったというパターンも存在します。しかしこの略奪婚ですがほとんどの人が数年のうちに離婚しています。
持っても3年といったところでしょうか?実は略奪婚はスピード離婚しやすい原因を多く含んでいます。
手に入らないものは飽きない
ずっと欲しかった服やアクセサリーを買っても2、3回身につけてしまうと飽きてしまうということはないでしょうか?
飽きないにしても買ったばかりのころのようなワクワクした気持ちは無くなっていると思います。
人間は自分が手に入れられないものに対しては実際以上の価値を見出します。そして手に入らないうちはその価値が下がることがありません。
しかし実際に手に入れてしまうと後は価値が下がっていくだけなのです。略奪婚もこれと同じです。
相手が既婚者なので手に入らないという状況が相手の評価を高めているのです。このパターンで結婚してしまうと一気に熱が冷めてしまいます。
不幸な境遇の自分に酔っている
不倫が好きな人に多いのがこのタイプです。既婚者の相手が好きなのではなく、結ばれない恋をしているかわいそうな自分が大好きなのです。(こういう人は男性にも女性にもいます)
この手のタイプが厄介なところは自分でそのことに気がついていないことです。大好きな相手なのに結婚できないという状況に知らないうちいハマってしまっているのです。
このタイプの人も実際に略奪婚に成功してしまうとそれまでの熱が一気に冷めてしまい「何でこんな相手と結婚してしまったのだろう」と思い始めるのです。
そして相手の嫌な部分が目に付くようになり一緒にいるだけでストレスを感じるようになるのです。
反対する周りが逆効果
心理学にロミオとジュリエット効果というものがあります。
知っている人もいると思いますが敵対する家同士に生まれてしまったロミオとジュリエットの恋の話です。
この話は心理学者に言わせると「周りの反対という状況があったからこそ燃え上がる恋をすることができた」ということになります。
周りの人間が反対すればするほど人間はそれに対する強い反発心が生まれます。そしてそれを恋人への興奮と勘違いしてしまうのです。
既婚者と付き合っていると周りは反対する人が多くいます。それに対する反発の気持ちが強まることでそれを相手に対する興奮の強さと勘違いしてしまうのです。
このパターンも結婚までいきつくと誰も反対しなくなってしまうので興奮も冷めて、略奪婚したことを後悔することになります。
略奪婚したカップルがすぐに離婚をしてしまうというのは心理学的にも正しいことなのです。
もしあなたが今まさに不倫の真っ只中で最終的には略奪婚をしたいと考えているなら冷静になって考えてみてください。
その恋愛感情の高ぶりは本当に相手に対して向けられているものでしょうか?