なぜ男性はマザコンになるのか?
既婚女性の中には夫がマザコンで困っているという人もいると思います。
結婚していなくても「彼氏がマザコンかもしれない」と疑っている人もいるでしょう。
きっとその勘は当たっています。男性は多かれ少なかれマザコンなのです。
そしてパートナーが疑うような行動があるということは、かなりのマザコンである可能性が高いです。

男の子は母親が大好き
男性は5歳前後のときに性的な関心に目覚めると言われています。
その時に興味を示すのは最も身近にいる母親です。
そして母親のパートナーである父親を疎ましく感じます。
小さい男の子を見ていると、父親と母親がくっついていると引き離そうとすることがあります。
これは父親から母親を奪い取ろうとしている心理の表れなのです。
やがて成長するに従って、他の異性にも目を向けるようになり、母親への感心は薄れていきます。
この時期に母親が子離れできないとマザコンになりやすいのです。
何をするにも母親の意向を伺うようになり、自分では何も決められなくなってしまいます。
この習性は大人になって結婚しても消えることはありません。
夫がなにをするにも「お母さんに聞いてみる」と言うので、不満に思っている女性も多いのではないでしょうか。
そのような男性は母離れ、子離れが上手くいかなかった家庭で育った可能性が高いのです。
マザコン男ほど指摘されると怒る
母親が息子にべったりなだけでなく、父親が育児にあまり参加していない場合も、マザコンになりやすいと言われています。
父親の存在感が薄いと、父親の力強さを感じる機会が少なくなります。
すると「母親を奪える」という気持ちが無くならないのです。
とはいえ冒頭でも書いたように、男性は程度の差こそあれマザコンなのです。
生活に支障をきたすレベルでなければ「そんなものか」と大目に見てあげた方がストレスも溜まりません。
間違っても「あなたってマザコンね」などと言ってはいけません。
マザコン男性ほど「マザコン」と言われると怒ってしまうのです。
ちなみにマザコンという言葉は和製英語ですので日本でしか通じない言葉です。
外国ではエディプスコンプレックスと言うと、心理学の勉強をしている人にのみ通じます。